このページでは、少弐氏(藤原氏北家・藤成流)の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
少弐氏の略系図
1 頼平→武藤頼平~少弐経資の系図
5 盛経→少弐盛経~冬尚の系図
武藤頼平~少弐経資の系図
武藤頼平(よりひら)
実は藤原頼兼の子。
祖父 景親・父 景頼→近藤脩行~能成の系図
子 頼賢/頼芳(『系図纂要』による。)
孫 親氏(以下、『系図纂要』による。)
氏平孫 氏説〔養父:武藤澄氏〕
氏平孫 氏俊/政武〔養父:武藤氏説〕
氏平孫 晴持/時氏【?-1541】
氏平孫 明氏/晴親【?-1581】
氏平孫 義氏【1560-1582】
氏平孫 義忠【1592-1672】
氏平孫 義勝
実は本荘重長の子。
少弐資頼(すけより)/頼資【1160-1228】
平氏の家人として源平合戦に参加した。のちに源頼朝の家人となり、大宰少弐として活躍した。
孫 景頼【1205-1267】
曾孫 頼泰【?-1359】
曾孫 景泰(『系図纂要』による。)
曾孫 資平(以下、『系図纂要』による。)
少弐資能(すけよし)【1198-1281】
対馬等の守護として蒙古襲来の対応に当たり、戦況を幕府に伝えた。
少弐経資(つねすけ)【1229-1292】
蒙古襲来の対応に当たった。
子 盛経・孫 貞経→少弐盛経~冬尚の系図
少弐盛経~冬尚の系図
少弐盛経(もりつね)【1257-1308】
祖父 資能・父 経資→武藤頼平~少弐経資の系図
子 資法(以下、『寛政重修諸家譜』による。)
資法孫 筑紫尚門→筑紫尚門の系図
少弐貞経(さだつね)【1273-1336】
筑前・豊前・対馬守護。建武政権に背いた足利尊氏に与し、菊池武敏らに攻められて自害した。
子 宗応(『系図纂要』による。)
少弐頼尚(よりひさ・よりなお)【1294-1371】
足利尊氏にしたがい、多々良浜の戦いや湊川の戦いで活躍した。
子 冬資(ふゆすけ)【1333-1375】
筑前守護。南朝方の菊池武光らに敗れた。九州探題今川了俊と対立して殺された。
子 忠資(『系図纂要』による。)
少弐頼澄(よりすみ)
少弐冬覧
『寛政重修諸家譜』にはみえない。
少弐貞頼(さだより)【1372-1404】(以下、『寛政重修諸家譜』による。)
少弐満貞(みつさだ)【1394-1433】
筑前守護。応永の外寇の対応に当たった。のちに大内持世に攻められて自害した。『系図纂要』は「貞頼─資嗣─直資─嘉頼」とする。
少弐嘉頼(よしより)
少弐教頼(のりより)
子 政資(まさすけ)/頼忠/政尚【1441-1497】
大内氏と抗争を繰り返したが、大内義興に攻められて自害した。
子 鍋島経直・孫 経房→鍋島経直~直茂の系図
少弐頼経(以下、『系図纂要』による。)
少弐資元(すけもと)【1491-1536】
大内氏に攻められて自害した。
少弐冬尚(ふゆひさ)/時尚(ときひさ)/興経【?-1559】
竜造寺隆信に攻められて自害した。
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。