【Illustrator・和柄の作り方】向鶴菱を作る

Illustrator
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 このページでは、Illustrator(イラレ)で向鶴菱のパターンを作る方法の一例を紹介します。

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向鶴菱の作り方

菱形を描いて変形する

 「入子菱を作る」と同様に、菱形を描きます。

菱形を描いて変形する

 下のアンカーポイントを菱形の中心よりもやや上方に移動したうえで、アンカーポイントをスムーズポイントに切り替えます。
 [塗り]は黒、[線の色]は白にしました。

胴体部分を作る

 [楕円形ツール]で縦長の楕円を描き、[パスファインダー]パネルで分割します。

胴体部分を作る

 3つに分割された楕円は、上部を削除し、中央と下部は合体します。

胴体部分を作る

パスで頭部を描く

 [パスツール]で頭部を描きます。

パスで頭部を描く

 パスが描けたら、パスファインダーで胴体部分と合体します。また、[楕円形ツール]で目を描きます。

パスで頭部を描く

胴体部分に羽を描く

 [楕円形ツール]で正円を6つ描きます。

胴体部分に羽を描く

 アンカーポイントの追加と削除で、必要な線のみを残し、それ以外を削除します。

胴体部分に羽を描く

 尾っぽの部分は、縦長の楕円を描き、不要な部分を消して作ります。

胴体部分に羽を描く

翼部分に羽を描く

 首元部分は、胴体部分と同様に、円を描いて不要な部分を消して作ります。

翼部分に羽を描く

 先端側は、[直線ツール]で直線を描きます。

翼部分に羽を描く

 一方の翼が完成したら、反転コピーでもう一方を作ります。

翼部分に羽を描く

白線部分で型抜きして回転コピーする

 向鶴の見た目は完成しましたが、線だけのパスと塗りのあるパスが入り乱れているので、パスのアウトライン化・パスファインダーによる型抜きで整理し、黒い塗りだけを残します。
 そして、回転コピーで反対側の向鶴を作ります。

白線部分で型抜きして回転コピーする

パーツをコピーする

 パーツを四方にコピーします。

パーツをコピーする

スウォッチに登録する

 [長方形ツール]で繰り返しとなる部分を囲んだ透明な長方形を描きます。この長方形を最背面に移動したうえで、すべてのパーツを選択し、[スウォッチ]パネルにドラッグして、スウォッチに登録すれば完成です。

スウォッチに登録する
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より詳しくは……

 フリー素材として、ここで作ったIllustratorのデータ(CS6のaiファイル)をダウンロードいただけます。利用にあたっては、フリー素材の利用についてをご一読ください。


 和柄を作成する際に参照しました。多くの和柄や中国伝統の文様が紹介されています。


 有職文様を作成する際にはこちらも参照しました。有職文様のカラー写真が多数掲載されています。


 有職文様に関して詳しく解説されており、図版だけでなく史料も掲載されています。

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