このページでは、松木家(藤原氏北家・頼宗流)の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
松木家(羽林家)の略系図
1 宗俊→中御門宗俊の系図
2 宗忠→中御門宗忠の系図
3 宗能→中御門宗能の系図
4 宗家→中御門宗家~宗雅の系図
8 宗冬→中御門宗冬~松木宗藤の系図
16 宗満→松木宗満~宗条の系図
23 宗顕→松木宗顕~宗有の系図
中御門宗俊の系図
中御門宗俊(むねとし)【1046-1097】
権大納言。
祖父 頼宗→藤原頼宗の系図
父 俊家→藤原俊家の系図
祖父 源隆国→源隆国の系図
妻 藤原実綱の娘
妻の父 藤原実綱→藤原実綱の系図
子 宗忠→中御門宗忠の系図
孫 宗能→中御門宗能の系図
妻 源俊房の娘
妻の父 源俊房→源俊房の系図
子 忠良【?-1097】
子 宗輔(むねすけ)【1077-1162】
太政大臣。蜂を好んだことから、蜂飼大臣と号された。
子の妻 橘俊基の娘
子の妻の父 橘俊基→橘俊基の系図
孫 俊通【1128-?】
権中納言。
子の妻 中御門宗忠の娘
子の妻の父 中御門宗忠→中御門宗忠の系図
孫 覚珠/覚修
曾孫 覚遍〔養父:宗信〕
実は宗覚の子。
中御門宗忠の系図
中御門宗忠(むねただ)【1062-1141】
右大臣。政務に精通し、天皇や藤原忠実の信頼を得た。日記は『中右記』。
祖父 俊家→藤原俊家の系図
父 宗俊→中御門宗俊の系図
祖父 藤原実綱→藤原実綱の系図
妻 藤原行房の娘
妻の父 藤原行房→藤原行房の系図
子 宗能→中御門宗能の系図
孫 宗家→中御門宗家~宗雅の系図
子 宗成【1087-1138】
参議。
子の妻 源能俊の娘
子の妻の父 源能俊→源俊明の系図
子 宗重【?-1131】
子の夫 藤原宗輔→中御門宗俊の系図
子の夫 徳大寺実能→徳大寺実能の系図
子の夫 源憲俊→源雅俊の系図
子の夫 源顕国→源国信の系図
中御門宗能の系図
中御門宗能(むねよし)【1085-1170】
内大臣。
祖父 宗俊→中御門宗俊の系図
父 宗忠→中御門宗忠の系図
祖父 藤原行房→藤原行房の系図
妻 藤原為隆の娘
妻の父 藤原為隆→藤原為隆の系図
子 頼衡/宗長
妻 藤原長実の娘
妻の父 藤原長実→藤原長実の系図
子 宗家・孫 宗経→中御門宗家~宗雅の系図
妻 藤原仲実の娘
妻の父 藤原仲実→藤原仲実の系図
宗縁孫 宗有/宗猷
妻 藤原能実の娘
妻の父 藤原能実→藤原能実の系図
妻 宰相典侍
藤原通輔(→藤原通輔の系図)の娘。
子 能忠/能恵(のうえ)【?-1169】
八幡大般若経を書写する願をかけたが途中で病死し、蘇生して完成させたとされる。
子の夫 楊梅季行→楊梅季行の系図
孫 二条定能→二条定能の系図
子の夫 藤原経隆→藤原基隆の系図
孫の夫 藤原実明→西園寺公通の系図
中御門宗家~宗雅の系図
中御門宗家(むねいえ)/信能【1139-1189】〔養子:藤原基長(→藤原兼光の系図)〕
権大納言。
祖父 宗忠→中御門宗忠の系図
父 宗能→中御門宗能の系図
祖父 藤原長実→藤原長実の系図
妻 藤原能定の娘
妻の父 藤原能定→藤原能長の系図
妻 藤原俊成の娘
妻の父 藤原俊成→藤原俊成の系図
妻 藤原光頼の娘
妻の父 藤原光頼→藤原光頼~葉室資頼の系図
子 宗快/宗行
子の夫 一条高能→一条高能の系図
中御門宗経/宗国
子の夫 山科教成→山科教成~資行の系図
中御門宗平【1197-1271】〔養子:宗澄(→藤原義綱の系図)〕
参議。
子 宗実/宗世【?-1290】
従三位。
子の妻 藤原信経の娘
子の妻の父 藤原信経→藤原信盛の系図
孫 宗信【?-1279】
中御門宗雅/宗基【1217-1269】
参議。
妻 藤原信盛の娘
妻の父 藤原信盛→藤原信盛の系図
子 宗冬・孫 冬定→中御門宗冬~松木宗藤の系図
子 範憲(はんけん)【1247-1339】
実は尊憲(→藤原為業の系図)の子。興福寺別当。
孫 範忠〔養父:中御門宗冬〕→中御門宗冬~松木宗藤の系図
中御門宗冬~松木宗藤の系図
中御門宗冬【?-1311】
権中納言。
祖父 宗平・父 宗雅→中御門宗家~宗雅の系図
祖父 藤原信盛→藤原信盛の系図
子 範忠
実は藤原宗成(→中御門宗家~宗雅の系図)の子。
中御門冬定【1280-1337】
権中納言。
妻 室町実員の娘
妻の父 室町実員→室町実藤~実為の系図
子 宗兼【1311-1337】
参議。
子の夫 藤原忠定→粟田口基良の系図
中御門宗重【1303-1367】
権中納言。
中御門宗泰【?-1380】
権中納言。
子 宗観(『系図纂要』による。)
松木宗量/宗宣/宗教【1372-1423】
権中納言。父は中御門宗重とも。
子 宗済(『系図纂要』による。)
子 隆済〔養父:四条隆直(→四条隆郷~隆永の系図)〕(『系図纂要』による。)
子 宗悟(『松木家譜』による。)
松木宗継【1400-1452】
権大納言。
子 継子(『松木家譜』による。)
松木宗綱(むねつな)【1445-1525】(以下、『系図纂要』による。)
准大臣。
松木宗藤【1490-?】
権中納言。
子 宗満・孫 宗通→松木宗満~宗条の系図
松木宗満~宗条の系図
松木宗満/宗房【1537-1593】
権中納言。実は飛鳥井雅春(→飛鳥井雅綱~雅敦の系図)の子。
祖父 宗綱・父 宗藤→中御門宗冬~松木宗藤の系図
妻 西園寺公朝の娘
妻の父 西園寺公朝→西園寺公藤~公益の系図
子 宗則〔養父:松木宗通〕
子 宗信〔養父:松木宗則〕
松木宗通【1562-?】
松木宗則/宗澄【1576-1613】
実は松木宗満の子。
子 宗敦〔養父:松木宗信〕
松木宗信【1578-?】
実は松木宗満の子。猪熊事件で薩摩国に流された。
松木宗敦
実は松木宗則の子。
松木宗保【1609-1646】
実は花山院定煕(→花山院定煕・定好の系図)の子。
妻 広橋兼勝の娘
妻の父 広橋兼勝→広橋兼勝・総光の系図
松木宗条/宗良【1625-1700】
内大臣。
妻 河鰭秀子
河鰭基秀(→一条実村~河鰭基秀の系図)の娘。
子 宗顕・孫 宗弥→松木宗顕~宗有の系図
子 宗子→霊元天皇の系図
子 条子→後西天皇の系図
子の夫 池尻勝房→池尻共孝~共条の系図
松木宗顕~宗有の系図
松木宗顕【1658-1728】
内大臣。
祖父 宗保・父 宗条→松木宗満~宗条の系図
祖父 河鰭基秀→一条実村~河鰭基秀の系図
妻 広橋貞光の娘
妻の父 広橋貞光→広橋兼賢~貞光の系図
子 宗長〔養父:松木宗弥〕
子 宗顕の娘(『松木家譜』による。)
子の夫 萩原兼武→萩原兼武の系図
子の夫 高倉永房(『松木家譜』による。)→高倉永重~永秀の系図
松木宗弥【1703-1726】
松木宗長【1710-1778】
准大臣。実は松木宗顕の子。
妻 久世通夏の娘
妻の父 久世通夏→久世通式~通晃の系図
子 宗長の娘(『松木家譜』による。)
松木宗美/宗済【1740-1788】
権大納言。
子 宗徳〔養父:松木宗章〕
子 宗美の息子・子 秀子(『松木家譜』による。)
子の夫 東園基仲→東園基禎~基愛の系図
子の夫 野宮定静→野宮定晴~定平の系図
子の夫 了辰(『松木家譜』による。)
子の夫 安藤道紀(『安藤家譜(紀伊田辺)』による。)→安藤道紀~直裕の系図
松木宗章【1766-1835】
実は飛鳥井雅重(→飛鳥井雅香~雅望の系図)の子。
子 宗章の息子・子 宗章の娘(『松木家譜』による。)
子の夫 安藤飛騨守(『松木家譜』による。)
松木宗徳【1782-1827】
参議。実は松木宗美の子。
子の夫 岡左内・光行寺(『松木家譜』による。)
松木宗行【1802-?】
母は『松木家譜』による。
子 宗行の娘(2人)(『松木家譜』による。)
松木宗有【1826-1895】
母は『松木家譜』による。
妻 葉室顕孝の娘
妻の父 葉室顕孝→葉室頼煕~長邦の系図
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。