このページでは、土井氏(清和源氏・頼光流)・利房流の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
土井氏・利房流(越前国大野藩主)の略系図
1 利房→土井利房~利寛の系図
4 利貞→土井利貞~利恒の系図
土井利房~利寛の系図
土井利房(としふさ)【1631-1683】
老中・越前国大野藩主。
妻 津軽信義の娘
妻の父 津軽信義→津軽信義の系図
子の夫 酒井忠稠→酒井忠稠の系図
孫 忠菊→酒井忠菊・忠武の系図
子の夫 久世重之→久世広之・重之の系図
子 利良〔養父:土井利直〕→土井利直~利豊の系図
子の夫 織田秀親→織田秀親の系図
子の夫 内藤忠勝→内藤忠重~忠勝・忠知~忠温の系図
土井利知(としとも)/利治(としはる)【1674-1745】
大野藩主。
妻 稲葉正往の娘
実は稲葉正則(→稲葉正則の系図)の娘。
妻の父 稲葉正往→稲葉正往~正恒の系図
子 利知の娘(『土井家譜(越前大野)』による。)
子の夫 松平久端→松平正貞・正温の系図
子の夫 土井利里→土井利益~利見の系図
土井利寛(としひろ)【1718-1746】
大野藩主。
妻 仙石政房の娘
妻の父 仙石政房→仙石政房の系図
子 利貞・孫 利義→土井利貞~利恒の系図
子 利寛の娘(2人)(『土井家譜(越前大野)』による。)
土井利貞~利恒の系図
土井利貞(としさだ)【1741-1807】
大野藩主。
祖父 利知・父 利寛→土井利房~利寛の系図
妻 酒井忠恭の娘
妻の父 酒井忠恭→酒井忠恭・忠仰・忠交~忠全の系図
子 利貞の娘
土井利義に嫁ぐ予定であった。
子 利貞の娘(3人)(『土井家譜(越前大野)』による。)
土井利義(としのり)【1777-1818】
大野藩主。実は井伊直幸(→井伊直幸の系図)の子。
妻 岡部長備の娘
妻の父 岡部長備→岡部長著~長備の系図
子 利忠〔養父:土井利器〕
子 利金〔養父:堀田正路〕
父は『土井家譜(越前大野)』による。『系図纂要』では土井利器の子。
子 利豊・子 利義の娘(3人)(『土井家譜(越前大野)』による。)
子の夫 皆川庸郡→皆川庸郡の系図
子の夫 井上正員(『土井家譜(越前大野)』による。)
『系図纂要』では、皆川庸郡に嫁いだ後、多羅尾純門に嫁いだとされる。
土井利器(としかた)【1783-1818】
大野藩主。実は久世広明(→久世暉之・広明の系図)の子。父は久世広誉(→久世広誉~広業の系図)とも。
妻 土井利義の娘〔養父:岡部長慎(→岡部長慎~長職の系図)〕
夫 三宅康明→三宅康明の系図
子 利器の子(『土井家譜(越前大野)』による。)
土井利忠(としただ)【1811-1868】
大野藩主。実は土井利義の子。内山七郎右衛門らを登用し、藩政改革を行って負債を完済した。藩校明倫館・蘭学館を創設し、藩船大野丸を建造した。
妻 戸沢晋
戸沢正胤(→戸沢正親~正実の系図)の娘。
妻 戸田氏庸の娘
妻の父 戸田氏庸→戸田氏庸の系図
子 利忠の娘(3人)(『土井家譜(越前大野)』による。)
土井利恒(としつね)【1848-1893】(以下、『土井家譜(越前大野)』による。)
大野藩主。維新後はホノルル領事館にも勤務した。
妻 土井利則の娘
妻の父 土井利則→土井利厚~利与の系図
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。