このページでは、千種家(村上源氏)の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
千種家(羽林家)の略系図
1 有能→千種有能~有敬の系図
4 有補→千種有補~有任の系図
千種有能~有敬の系図
千種有能(ありよし)【1615-1687】
権大納言。千種家の祖。
祖父 晴通→久我晴通~敦通の系図
父 具尭→岩倉具尭~乗具の系図
祖父 園基継→園基富~基音の系図
妻 久我通前の娘
妻の父 久我通前→久我通世~通名の系図
子 演海〔養父:久我広通(→久我通世~通名の系図)〕
子 植松雅永・孫 雅孝→植松雅永~雅言の系図
妻 真田信吉の娘
『千種家譜』では千種有維の妻。
妻の父 真田信吉→真田信吉の系図
夫 関長政→関長重~長広の系図
子 岩倉乗具→岩倉具尭~乗具の系図
子 有能の娘(『千種家譜』による。)
子の夫 愛宕通福→愛宕通福~通致の系図
子の夫 渥美久兵衛(『千種家譜』による。)
千種有維【1638-1692】
権大納言。
子 岩倉乗具→岩倉具尭~乗具の系図
子 尚子→久我通誠~通兄の系図
子 有維の息子・子 有維の娘(『千種家譜』による。)
千種有敬【1687-1738】
権大納言。実は岩倉乗具(→岩倉具尭~乗具の系図)の子。
子・子の夫 有補・孫 有政→千種有補~有任の系図
子の夫 桐間蔵人(『千種家譜』による。)
千種有補~有任の系図
千種有補【1717-1762】
参議。実は梅渓通条(→梅渓季通~通条の系図)の子。
祖父 有維・父 有敬→千種有能~有敬の系図
妻 千種有敬の娘
妻の父 千種有敬→千種有能~有敬の系図
子 慈光寺敦仲〔養父:慈光寺澄仲、大原栄敦〕→慈光寺明郷~右仲の系図
子 有補の娘(4人)(『千種家譜』による。)
千種有政【1743-1812】
権大納言。
妻 久我通兄の娘
妻の父 久我通兄→久我通誠~通兄の系図
子 植松文雅〔養父:植松雅陳〕→植松雅永~雅言の系図
子 有政の息子・子 有補の娘(2人)(『千種家譜』による。)
子の夫 梅渓行通→梅渓通仲~通治の系図
千種有条【1763-1813】
正三位。
子 有秀【1793-1807】
子 加納孝之・有条の息子(『千種家譜』による。)
子の夫 高木定四郎(『千種家譜』による。)
千種有功(ありこと)【1796-1854】
正三位。歌人として活躍した。
妻 吉田良連の娘
妻の父 吉田良連→吉田良連の系図
子 有名【1815-1833】
実は中院通知(→中院通維~通富の系図)の子。
子 有顕〔養父:千種有文〕
子 有功の息子(『千種家譜』による。)
子 有功の娘〔養父:下冷泉為起〕(『千種家譜』による。)→下冷泉為俊~為柔の系図
子の夫 澄清(『千種家譜』による。)
千種有文(ありふみ)【1818-1869】
実は今城定成(→中山冷泉為親~今城定国の系図)の子。
妻 今城定章の娘
妻の父 今城定章→中山冷泉為親~今城定国の系図
子 有顕【1829-1846】
実は千種有功の子。
子 文子→堀河康暁~康隆の系図
子 有文の息子・子 忍隆(『千種家譜』による。)
千種有任【1836-1892】
妻 四辻正子
四辻公績(→四辻公韶~公賀の系図)の娘。
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。