このページでは、藤原氏北家・魚名流の系図を掲載しています。系図は、直系２親等・配偶者・姻族１親等の人物を目安に作成しています。
藤原氏北家・魚名流の略系図
１ 魚名→藤原魚名の系図
２ 鷹取・鷲取→藤原鷲取・鷹取の系図
３ 藤嗣→藤原藤嗣の系図
４ 高房→藤原高房の系図
４－Ａ 智泉→藤原智泉の系図
５ 山蔭→藤原山蔭の系図
５－Ａ１ 有頼→藤原有頼～忠輔の系図
５－Ａ２ 相任→藤原相任～国重の系図
５－Ｂ１ 公利→藤原公利・守義の系図
５－Ｂ２ 永頼→藤原永頼の系図
５－Ｃ１ 兼三→藤原兼三の系図
５－Ｃ２ 国幹→藤原国幹の系図
５－Ｃ３ 為忠→藤原為忠の系図
６ 中正→藤原中正の系図
７ 安親→藤原安親の系図
７－Ａ 清通→藤原清通の系図
７－Ｂ 季随→藤原季随の系図
７－Ｃ 守仁・兼清→藤原守仁・兼清の系図
藤原魚名の系図
藤原魚名（うおな）【721−783】
左大臣。氷上川継の事件に連座した。
妻 藤原宇合の娘
妻の父 藤原宇合→藤原宇合の系図
子 鷹取・鷲取→藤原鷲取・鷹取の系図
孫 藤嗣→藤原藤嗣の系図
妻 津守氏
子 藤成・孫 豊沢→藤原藤成〜村雄の系図
子 真鷲（まわし）
父が大宰帥に左遷された際には、それに従い、任地に赴いた。
子の夫 藤原小黒麿→藤原鳥養・小黒麿の系図
孫 道雄→藤原葛野麿・道継・道雄の系図
子の夫 藤原長道→藤原良因・長道の系図
藤原鷲取・鷹取の系図
藤原鷲取（わしとり）
祖父 房前→藤原房前の系図
父 魚名→藤原魚名の系図
祖父 藤原宇合→藤原宇合の系図
妻 藤原良継の娘
妻の父 藤原良継→藤原良継の系図
子 藤嗣→藤原藤嗣の系図
孫 高房→藤原高房の系図
孫 貞直→藤原貞直～親明の系図
子 小屎→桓武天皇の系図
孫 万多親王→葛原親王・万多親王・仲野親王の系図
藤原鷹取（たかとり）【？−784】
氷上川継の事件に連座した。
鷹取孫 基茂／茂基
藤原藤嗣の系図
藤原藤嗣（ふじつぐ）【773−817】
参議。
祖父 魚名→藤原魚名の系図
父 鷲取→藤原鷲取・鷹取の系図
祖父 藤原良継→藤原良継の系図
妻 紀古佐美の娘
妻の父 紀古佐美（こさみ）【733-797】
大納言。蝦夷の征討に尽力した。
子 高房→藤原高房の系図
孫 智泉→藤原智泉の系図
孫 山蔭→藤原山蔭の系図
孫 時長→藤原時長・利仁の系図
孫 発生・奉公
父は藤原長岡（→藤原桜麿・長岡の系図）とも。
子 貞直→藤原貞直～親明の系図
孫 孝直→藤原孝直～守貞の系図
藤原高房の系図
藤原高房（たかふさ）【795-852】
美濃介として、堤防の修理や盗賊の討伐にあたった。
祖父 鷲取→藤原鷲取・鷹取の系図
父 藤嗣→藤原藤嗣の系図
妻 藤原真夏の娘
妻の父 藤原真夏→藤原真夏の系図
子 智泉→藤原智泉の系図
子 山蔭→藤原山蔭の系図
孫 有頼→藤原有頼～忠輔の系図
孫 公利→藤原公利・守義の系図
孫 兼三→藤原兼三の系図
孫 中正→藤原中正の系図
子 時長・孫 利仁→藤原時長・利仁の系図
子 積善（しけよし）
孫 四照（さたあきら）
曾孫 時雨（ときふる）
藤原智泉の系図
藤原智泉
祖父 藤嗣→藤原藤嗣の系図
父 高房→藤原高房の系図
祖父 藤原真夏→藤原真夏の系図
子 佐高／佐臣
孫 経臣（つねおみ）
孫の妻 源致の娘
孫の妻の父 源致→源信・弘の系図
曾孫 元命（もとなが）
父は藤原国隣・藤原雅材とも。尾張守在任中、郡司や百姓らにその非法を訴えられたことで有名。
孫の妻 文令の娘
曾孫 雅材
曾孫の妻 藤原中正の娘
曾孫の妻の父 藤原中正→藤原中正の系図
雅材の子 惟成（これしげ）／惟賢〔養子：藤原経方〕【？-989】
花山朝で実務官僚として活躍し、天皇の退位に伴って出家した。
元命孫 経方〔養父：藤原惟成〕
元命孫 基光（もとみつ）／盛光
宮廷絵師。土佐派の祖とされる。
元命孫 珍海（ちんかい）【1091-1152】
父と同じく絵に優れ、密教図像や仏画を描いた。
元命孫 行海（ぎょうかい）
画僧。延暦寺で仏教画を制作した。
藤原山蔭の系図
藤原山蔭（やまかげ）【824-888】
中納言。吉田神社・総持寺を創建した。日本料理の中興の祖とされ、四条流を始めたとされる。
祖父 藤嗣→藤原藤嗣の系図
父 高房→藤原高房の系図
祖父 藤原真夏→藤原真夏の系図
妻 有孝の娘
子 有頼・孫 在衡→藤原有頼～忠輔の系図
子 公利・孫 守義→藤原公利・守義の系図
子 言行
子の妻 藤原発生の娘
子の妻の父 藤原発生→藤原桜麿・長岡の系図
孫の夫 藤原朝頼→藤原朝頼・為輔の系図
子 兼三→藤原兼三の系図
孫 国幹→藤原国幹の系図
孫 為忠→藤原為忠の系図
子 如無（にょむ）【867-938】
孫 在衡〔養父：藤原有頼〕→藤原有頼～忠輔の系図
子 元善→光孝天皇の系図
子の夫 藤原家宗→藤原浜雄～輔道の系図
子の夫 藤原定方→藤原定方の系図
孫 朝頼→藤原朝頼・為輔の系図
子の夫 雅望王→人康親王・本康親王・源光の系図
藤原有頼～忠輔の系図
藤原有頼
藤原在衡（ありひら）【892-970】
左大臣。実は如無（→藤原山蔭の系図）の子。
子 正妃→村上天皇の系図
藤原国光
妻 藤原有好の娘
妻の父 藤原有好→藤原定国の系図
子 順時
父は藤原惟信とも。
孫 明子→藤原兼経の系図
曾孫 顕綱→藤原顕綱の系図
子の夫 藤原遠量→藤原遠量・忠君・遠度・遠基の系図
藤原忠輔【？-1013】
権中納言。
妻 是輔の娘
子 相任・孫 相継→藤原相任～国重の系図
子 忠任
父は藤原時光（→藤原兼通の系図）とも。
藤原相任～国重の系図
藤原相任
母は忠信の娘とも。
祖父 国光・父 忠輔→藤原有頼～忠輔の系図
子の夫 菅原定義→菅原定義～在茂の系図
孫 是綱→菅原是綱～長守の系図
藤原国重
子 安達兼盛→安達兼盛の系図
藤原公利・守義の系図
藤原公利
藤原守義【896-974】
参議。
妻 平好風の娘
妻の父 平好風→葛原親王・万多親王・仲野親王の系図
子 永頼→藤原永頼の系図
子 為昭
子の妻 本院侍従（ほんいんのじじゅう）
村上朝で藤原安子・徽子女王などに仕えた女流歌人。
孫 則友
孫の妻 藤原景舒の娘
孫の妻の父 藤原景舒→藤原国章の系図
曾孫 国成
曾孫の妻 源登平の娘
曾孫の妻の父 源登平→是貞親王・源旧鑑・是恒・貞恒・是茂・香泉・友貞の系図
国成の子の夫 藤原実政→藤原実政～有成の系図
為昭孫 友房
父は藤原国長とも。
為昭孫 盛友／守友
為昭孫 維業／維長〔養父：藤原範業（→藤原実政～有成の系図）〕
孫 知光〔養父：藤原文範（→藤原文範の系図）〕
子 庶正／庶貞
子の夫 藤原為輔→藤原朝頼・為輔の系図
孫 惟孝→藤原惟孝の系図
孫 説孝→藤原説孝の系図
孫 宣孝→藤原宣孝の系図
藤原永頼の系図
藤原永頼
祖父 公利・父 守義→藤原公利・守義の系図
祖父 平好風→葛原親王・万多親王・仲野親王の系図
子 保相
父は藤原永頼（藤原氏南家・貞嗣流）（→藤原永頼の系図）とも。
曾孫 惟信
惟信の子の夫 源顕俊→源雅俊の系図
惟信の子の夫 源雅綱→源雅綱の系図
惟信の子の夫 平経方・平知信→平範国～知信の系図
惟信の孫 信範→平信範・信基の系図
曾孫の夫 藤原時房→藤原頼明の系図
孫 教円（きょうえん）【979-1047】
天台座主。
孫 好生／政生
季任孫 盛経
盛経の妻 高階基実の娘
盛経の妻の父 高階基実→高階敏忠・業遠の系図
季任孫 光能／経行
藤原兼三の系図
藤原兼三
父は藤原遂長（→藤原山蔭の系図）とも。
妻 良峯氏
子 国幹→藤原国幹の系図
子 為忠→藤原為忠の系図
孫 忠信
従三位。
曾孫 明快（みょうかい）【985-1070】
天台座主。梨本流の祖。
祐之孫 永綱
永綱の子の夫 藤原季永→藤原季永・清高の系図
藤原国幹の系図
藤原国幹
子の夫 藤原季随→藤原季随の系図
忠季孫 忠職／通季
忠季孫 泰基／保基
忠季孫 景忠／陰正
忠季孫 行景／行蔭
忠季孫 行広
行広の子の夫 高階泰経→高階泰経の系図
藤原為忠の系図
藤原為忠
孫の夫 藤原泰通→藤原泰通の系図
曾孫の夫 藤原惟規→藤原為時～盛綱の系図
為忠孫 公俊
父は藤原公長（→藤原公長の系図）、藤原公任（→藤原公任の系図）とも。
藤原中正の系図
藤原中正（なかまさ）
妻 源友貞の娘
妻の父 源友貞→是貞親王・源旧鑑・是恒・貞恒・是茂・香泉・友貞の系図
子 安親→藤原安親の系図
孫 清通→藤原清通の系図
孫 季随→藤原季随の系図
孫 為盛→藤原為盛の系図
孫 守仁・兼清→藤原守仁・兼清の系図
妻 藤原尹風の娘
妻の父 藤原尹風→藤原尹甫・尹忠・尹風の系図
子 茂秀
父は藤原安親（→藤原安親の系図）とも。
子 時姫→藤原兼家の系図
孫 藤原道隆→藤原道隆の系図
孫 藤原道兼→藤原道兼の系図
孫 藤原道長→藤原道長の系図
子の夫 藤原雅材→藤原智泉の系図
藤原安親の系図
藤原安親【922-996】
参議。
祖父 山蔭→藤原山蔭の系図
父 中正→藤原中正の系図
祖父 源友貞→是貞親王・源旧鑑・是恒・貞恒・是茂・香泉・友貞の系図
妻 藤原清兼の娘
妻の父 藤原清兼→藤原興世の系図
子 為盛→藤原為盛の系図
孫 定任→藤原定任の系図
妻 藤原道明の娘
妻の父 藤原道明→藤原高仁～道明の系図
子 守仁→藤原守仁・兼清の系図
妻 藤原正倫の娘
妻の父 藤原正倫→藤原正峯～敦信の系図
子 茂秀
父は藤原中正（→藤原中正の系図）とも。
子 兼清→藤原守仁・兼清の系図
孫 隆業／業隆〔養父：藤原公業（→藤原公業の系図）〕
父は藤原有国（→藤原有国の系図）とも。
子 清通→藤原清通の系図
孫 親業
実は藤原季随（→藤原季随の系図）の子。
孫の夫 藤原実成→藤原公季・実成の系図
曾孫 公成→藤原公成の系図
子 季随→藤原季随の系図
子の夫 藤原相如→藤原助信の系図
子の夫 藤原登朝→藤原朝光・正光の系図
子の夫 源時中→源時中の系図
孫 済政→源済政・資通の系図
孫 経相→源経相～範基の系図
孫 朝任→源朝任の系図
藤原清通の系図
藤原清通
子 輔公
子の妻 大江清通の娘
子の妻の父 大江清通→大江朝綱の系図
泰宗孫 長基／業定
泰宗孫 経光〔養父：平清盛（→平清盛の系図）〕
泰宗孫 清俊／行俊
泰宗孫 顕綱／仲業
孫の夫 藤原頼任→藤原連茂～頼任の系図
曾孫 隆経→藤原隆経の系図
孫の夫 藤原頼経→藤原為長～頼綱の系図
藤原季随の系図
藤原季随
妻 藤原国幹の娘
妻の父 藤原国幹→藤原国幹の系図
孫 信綱〔養父：大江挙周（→大江千古～成衡の系図）〕
孫 盛房（もりふさ）
『三十六歌仙伝』を著した。
子 親業〔養父：藤原陳政（→藤原安親の系図）〕
子の夫 藤原章輔→藤原知章の系図
子の夫 平維茂→平維茂の系図
孫 経良〔養父：藤原経任（→藤原懐平の系図）〕
孫の夫 源顕房→源顕房の系図
曾孫 雅俊→源雅俊の系図
曾孫 国信→源国信の系図
孫の夫 藤原正家→藤原正家～顕業の系図
藤原守仁・兼清の系図
藤原守仁
祖父 中正→藤原中正の系図
父 安親→藤原安親の系図
祖父 藤原道明→藤原高仁～道明の系図
子の夫 藤原道隆→藤原道隆の系図
子の夫 藤原説孝→藤原説孝の系図
藤原兼清
父は藤原中正（→藤原中正の系図）とも。
祖父 藤原正倫→藤原正峯～敦信の系図
子の夫 藤原朝範→藤原遠量・忠君・遠度・遠基の系図
曾孫の夫 源忠季→源忠季の系図
藤原為盛の系図
藤原為盛
祖父 中正→藤原中正の系図
父 安親→藤原安親の系図
祖父 藤原清兼→藤原興世の系図
藤原定任の系図
藤原定任
妻 藤原時成の娘
妻の父 藤原時成→藤原縄主・貞本の系図
子 実宗
孫の夫 源仲房→源顕仲の系図
孫 季孝
曾孫の夫 藤原忠隆→藤原基隆の系図
曾孫 家親
父は藤原実宗とも。
孫 為綱
実は源範弘（→多田頼綱の系図）の子。
家親孫 光隆
光隆の妻 源為義の娘
光隆の妻の父 源為義→源為義の系図
家親孫 伊達朝宗→伊達朝宗～成宗の系図
家親孫 慶祐・智源
父は藤原家親、藤原頼保とも。
家親孫 頼保／信賢
家親孫 経長〔養父：藤原頼保〕
実は慶祐の子。
家親孫 重綱
父は藤原奉忠、藤原永光とも。
家親孫 敦継〔養父：藤原兼倫〕→藤原成光の系図
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系２親等・配偶者・姻族１親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
（オレンジ）……天皇
（緑）……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
（黄）……江戸時代の将軍・藩主
（水色）……その他男性
（ピンク）……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。
