このページでは、南部氏(清和源氏・義光流)・直房流の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
南部氏・直房流(陸奥国八戸藩主)の略系図
1 直房→南部直房~広信の系図
5 信興→南部信興~信順の系図
南部直房~広信の系図
南部直房(なおふさ)【1628-1668】
陸奥国八戸藩主。母は『南部家譜(陸奥八戸)』による。
祖父 信直→南部政康~信直の系図
父 利直→南部利直・重直の系図
子 直常
母は『寛政重修諸家譜』による。
子の夫 市橋政勝→市橋長利~直方の系図
南部直政(なおまさ)【1661-1699】
八戸藩主。母は『寛政重修諸家譜』による。徳川綱吉の側用人を務めた。
妻 南部志久子【1672-1743】
南部行信(→南部行信の系図)の娘。
子の夫 朽木周綱→朽木智綱~綱泰の系図
子の夫 南部勝信→南部勝信~信起の系図
南部通信(みちのぶ)【1673-1716】
八戸藩主。実は南部重信(→南部重信の系図)の子。
妻 前田友
前田利明(→前田利治~利章の系図)の娘。
子 修理・子 通信の娘
母は『寛政重修諸家譜』による。
南部広信(ひろのぶ)【1706-1741】
八戸藩主。母は『寛政重修諸家譜』による。
妻 松平信庸の娘
初めは藤堂高陳に嫁ぐ予定であった。
妻の父 松平信庸→松平信庸・信岑・庸倫・庸孝の系図
子 信興・孫 信依→南部信興~信順の系図
子 信之(以下、『華族系譜』による。)
孫 信充
実は南部信興(→南部信興~信順の系図)の子。
曾孫 平井直氏
実は南部信之の子。
孫 平井直氏〔養父:南部信充〕
子 貞→南部利視の系図
南部信興~信順の系図
南部信興(のぶおき)/智信【1725-1773】
八戸藩主。母は『寛政重修諸家譜』による。
祖父 通信・父 広信→南部直房~広信の系図
妻 織田勇【1727-1749】
織田長亮(→織田長亮の系図)の娘。
子 岩之進
母は『寛政重修諸家譜』による。
子 信充〔養父:南部信之〕→南部直房~広信の系図
子 興長〔養父:山崎良路〕
子 広通〔養父:川勝隆紀〕(『華族系譜』による。)
子 喜尚〔養父:井上尚豊〕(『華族系譜』による。)
子 初次郎〔養父:船越康等〕(『華族系譜』による。)
子 美季〔養父:湊季端〕(『華族系譜』による。)
子 常(『華族系譜』による。)
中里幸湛に嫁ぐ予定であった。
子 興喜・陽之助・文弥・信興の息子(4人)・子 亭以・徳・源・営・見恵・幸・重・泉・政・久・梅(『華族系譜』による。)
南部信依(のぶより)【1747-1781】
八戸藩主。母は『寛政重修諸家譜』による。
妻 伊達村信の娘
妻の父 伊達村信→伊達村信の系図
子 依晴(『寛政重修諸家譜』による。)
子 依牧(『華族系譜』による。)
子 信真〔養父:南部信房〕
子 光→織田長孺の系図
南部信房(のぶふさ)【1765-1835】
八戸藩主。
妻 溝口直養の娘
妻の父 溝口直養→溝口直養の系図
南部信真(のぶまさ)【1778-1846】
八戸藩主。実は南部信依の子。財政再建に努めたが失敗し、農民一揆を招いた。
妻 大久保忠顕の娘
妻の父 大久保忠顕→大久保忠顕の系図
子 信経【1798-1833】
子の妻 戸田寿
戸田光行(→戸田光悌~光則の系図)の娘。
子 信一【1799-1837】
子の夫 市橋長富→市橋直挙~長義の系図
子の夫 植村家貴→植村家道~家壺の系図
南部信順(のぶゆき)【1813-1872】
八戸藩主。実は島津重豪(→島津重豪の系図)の子。戊辰戦争では、奥羽越列藩同盟に参加したが、新政府軍との敵対を避けた。
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。