このページでは、藤原氏北家・長良流の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
藤原氏北家・長良流の略系図

1 長良→藤原長良の系図
1-A1 高経→藤原高経・惟岳の系図
1-A2 倫寧→藤原倫寧の系図
2 清経→藤原清経・元名の系図
3-A 国章→藤原国章の系図
3-B 知章→藤原知章の系図
5 為雅→藤原為雅・中清の系図
7 範永→藤原範永の系図
7-A1 清家→藤原清家の系図
7-A2 永雅→藤原永雅・範綱の系図
7-A3 永実→藤原永実・為真の系図
7-A4 家輔→藤原家輔の系図
7-A5 為宗→藤原為宗の系図
7-A6 永清→藤原永清の系図
8 良綱→藤原良綱の系図
9 孝清→藤原孝清~実隆の系図
13 範昌→藤原範昌~冷泉範賢の系図
藤原長良の系図
藤原長良(ながら)【802-856】
権中納言。昇進の面では先を越されたものの、弟の良房との仲は良かったとされる。
祖父 内麿→藤原内麿の系図
父 冬嗣→藤原冬嗣の系図
祖父 藤原真作→藤原真作の系図
妻 難波淵子
子 国経・孫 忠幹→藤原国経・忠幹の系図
子 遠経→藤原遠経の系図
孫 茂範→藤原茂範~親任の系図
孫 尚範→藤原尚範の系図
妻 藤原乙春
妻の父 藤原総継→藤原総継の系図
子 基経〔養父:藤原良房〕→藤原良房・基経の系図
子 高経・孫 惟岳→藤原高経・惟岳の系図
子 弘経(ひろつね)【839-883】
孫 輔相(すけみ)
歌人として有名で、物名歌を得意とした。
子 清経・孫 元名→藤原清経・元名の系図
子 高子→清和天皇の系図
孫 陽成天皇→陽成天皇の系図
子 世光
父は藤原国経(→藤原国経・忠幹の系図)とも。
子 淑子→藤原常嗣・常永・氏宗の系図
子 有子→高棟王・平惟範の系図
藤原高経・惟岳の系図
藤原高経【?-893】
祖父 冬嗣→藤原冬嗣の系図
父 長良→藤原長良の系図
祖父 藤原総継→藤原総継の系図
子 房子→藤原浜雄~輔道の系図
子の夫 藤原忠房→藤原継彦の系図
藤原惟岳
妻 源経基の娘
妻の父 源経基→貞純親王・源経基の系図
子 倫寧→藤原倫寧の系図
妻 有永の娘
子 清遠
子の妻の父 藤原子高→藤原有統の系図
藤原倫寧の系図
藤原倫寧(ともやす)【?-977】
祖父 高経・父 惟岳→藤原高経・惟岳の系図
祖父 源経基→源経基の系図
妻 春道の娘
子 理能(まさとう)【?-995】
子の妻 清原元輔の娘
子の妻の父 清原元輔→清原元輔の系図
孫の夫 紀清正→紀清正の系図
為祐孫 親行【?-1073】
妻 源認の娘
妻の父 源認→源生・澄・勤・勝・啓の系図
子 長能(ながとう・ながよし)
歌人として知られる。
子の夫 藤原為雅→藤原為雅・中清の系図
子の夫 菅原孝標→菅原高視~孝標の系図
藤原清経・元名の系図
藤原清経(きよつね)【846-915】
参議。
祖父 冬嗣→藤原冬嗣の系図
父 長良→藤原長良の系図
祖父 藤原総継→藤原総継の系図
妻 藤原貞守の娘
妻の父 藤原貞守→藤原園主の系図
子 元忠
父は藤原元善とも。
孫 当輔・当相
父は藤原元善とも。
曾孫 行成/行盛
藤原元名
参議。
妻 藤原村椙の娘
妻の父 藤原村椙→藤原福当麿の系図
子 君章/尹章
父は藤原国章(→藤原国章の系図)とも。
妻 藤原扶幹の娘
妻の父 藤原扶幹→藤原福当麿の系図
子 文範→藤原文範の系図
孫 為雅→藤原為雅・中清の系図
孫 典雅→藤原典雅の系図
妻 源英明の娘
妻の父 源英明→斉世親王・敦慶親王の系図
子 知章→藤原知章の系図
藤原国章の系図
藤原国章
従三位。観世音寺で十一面観音を造立した。
祖父 清経・父 元名→藤原清経・元名の系図
妻 能守の娘
子 景舒
子の妻 源遠古の娘
子の妻の父 源遠古→源惟正の系図
孫の夫 藤原則友→藤原公利・守義の系図
妻 能正の娘
子 景斉
藤原保輔に強盗に入られた。
子の妻 藤原為雅の娘
子の妻の父 藤原為雅→藤原為雅・中清の系図
孫の夫 善積忠隆→善積忠隆・斉頼の系図
曾孫 貞章【1010-1057】
任国に下向した際に、海で亡くなったとされる。
子 君章/尹章
父は藤原元名(→藤原清経・元名の系図)とも。
子の夫 藤原兼家→藤原兼家の系図
子の夫 源惟正→源惟正の系図
藤原知章の系図
藤原知章
祖父 清経・父 元名→藤原清経・元名の系図
祖父 源英明→斉世親王・敦慶親王の系図
妻 源学の娘
妻の父 源学→源信・弘の系図
子 章輔
子の妻 藤原季随の娘
子の妻の父 藤原季随→藤原季随の系図
子 章経〔養子:藤原公則(→藤原公則の系図)〕
実は源兼宣(→源兼宣の系図)の子。
孫 章実
父は藤原頼季とも。
孫 章季〔養父:藤原公則(→藤原公則の系図)〕
子 頼範
父は高階助順(→高階助順の系図)とも。
子の夫 藤原資平→藤原資平の系図
孫 資房→藤原資房・公房の系図
孫 資仲→藤原資仲~資重の系図
藤原文範の系図
藤原文範
中納言。
祖父 清経・父 元名→藤原清経・元名の系図
祖父 藤原扶幹→藤原福当麿の系図
妻 藤原正茂の娘
妻の父 藤原正茂→藤原高扶~維幾の系図
子 為雅・孫 中清→藤原為雅・中清の系図
子 為信(ためのぶ)
子の妻 宮道忠用の娘
孫 理明
孫の妻 源致明の娘
孫の妻の父 源致明→源能有の系図
曾孫 元範【?-1065】
曾孫の妻 藤原惟通の娘
曾孫の妻の父 藤原惟通→藤原為時~盛綱の系図
理明孫 忠理
父は藤原国方とも。
理明孫 範能〔養父:菅原清能(→菅原清能の系図)〕
孫 理方
父は藤原文範とも。
孫の夫 藤原為時→藤原為時~盛綱の系図
子 典雅→藤原典雅の系図
子 知光
実は藤原為昭(→藤原公利・守義の系図)の子。
子 邦明
実は藤原佐理(→藤原敦忠の系図)の子。
子の夫 藤原佐理→藤原敦忠の系図
藤原典雅の系図
藤原典雅
実は澄覚(→藤原福当麿の系図)の子。
祖父 元名→藤原清経・元名の系図
父 文範→藤原文範の系図
子 長守
父は藤原為雅(→藤原為雅・中清の系図)とも。
子の夫 藤原惟光→藤原惟孝の系図
子の夫 平定親→平親信の系図
孫 道政
父は藤原懐政とも。
孫の夫 藤原惟任→藤原頼明の系図
曾孫 為綱
曾孫の妻 藤原永業の娘
曾孫の妻の父 藤原永業→藤原永信・永業の系図
曾孫 師季
父は藤原通季とも。
師季孫 親綱
父は藤原成資とも。
良綱孫 国能/有正
藤原為雅・中清の系図
藤原為雅
祖父 元名→藤原清経・元名の系図
父 文範→藤原文範の系図
祖父 藤原正茂→藤原高扶~維幾の系図
妻 藤原倫寧の娘
妻の父 藤原倫寧→藤原倫寧の系図
子 長守
父は藤原典雅(→藤原典雅の系図)とも。
子の夫 藤原義懐→藤原伊尹・義孝の系図
子の夫 藤原景斉→藤原国章の系図
藤原中清
妻 藤原永頼の娘
妻の父 藤原永頼→藤原永頼の系図
子 範永→藤原範永の系図
孫 良綱→藤原良綱の系図
孫 清家→藤原清家の系図
子 範基
子の妻 藤原信通の娘
子の妻の父 藤原信通→藤原信通の系図
孫 俊房/保房
子の妻 源為理の娘
子の妻の父 源為理→是忠親王の系図
子の夫 源頼国→源頼国の系図
孫 多田頼綱→多田頼綱の系図
孫 師光→源師光の系図
藤原範永の系図
藤原範永(のりなが)
歌人。藤原頼通の時代に活躍した。
祖父 為雅・父 中清→藤原為雅・中清の系図
祖父 藤原永頼→藤原永頼の系図
妻 藤原能通の娘
妻の父 藤原能通→藤原能通・実範の系図
子 良綱→藤原良綱の系図
孫 孝清→藤原孝清~実隆の系図
子 清家→藤原清家の系図
孫 永雅→藤原永雅・範綱の系図
孫 永実→藤原永実・為真の系図
孫 範綱
父は藤原為宗とも。
妻 小式部内侍→藤原教通の系図
子の夫 藤原義綱→藤原邦恒の系図
子の夫 藤原公基→藤原公信~伊信の系図
子の夫 藤原忠綱→藤原信家の系図
子の夫 藤原良綱→藤原良綱の系図
藤原清家の系図
藤原清家
祖父 中清→藤原為雅・中清の系図
父 範永→藤原範永の系図
祖父 藤原能通→藤原能通・実範の系図
妻 橘季道の娘
妻の父 橘季道→橘季道の系図
子 永雅・孫 範綱→藤原永雅・範綱の系図
子 永実・孫 為真→藤原永実・為真の系図
子 厳実
父は藤原永実(→藤原永実・為真の系図)とも。
子の夫 藤原基兼→藤原信家の系図
子の夫 藤原道経→藤原顕綱の系図
藤原永雅・範綱の系図
藤原永雅
祖父 範永→藤原範永の系図
父 清家→藤原清家の系図
祖父 橘季道→橘季道の系図
妻 藤原成季の娘
妻の父 藤原成季→藤原成季~永範の系図
子 雅親【?-1139】
孫 範宗/親宗
曾孫 範経〔養父:藤原家輔(→藤原家輔の系図)〕
藤原範綱/永綱
子 家輔→藤原家輔の系図
孫 基雅/基清
孫 範宣/範信
父は藤原盛雅、藤原清綱、藤原基雅とも。
曾孫 永綱
曾孫の妻 藤原為永の娘
曾孫の妻の父 藤原為永→藤原為宗の系図
範宣孫 為盛/宗雅
範宣孫 盛永〔養子:藤原範康〕
範宣孫 範康〔養父:藤原盛永〕
孫 孝綱〔養父:藤原家実〕
実は藤原範忠の子。
曾孫 永継/重継
曾孫 長清→藤原長光の系図
父は藤原光章とも。
孫 家時〔養父:藤原重永〕
父は藤原範忠、藤原家実、能円(→能円の系図)とも。
藤原家輔の系図
藤原家輔〔養子:藤原範経(→藤原永雅・範綱の系図)〕
祖父 永雅・父 範綱→藤原永雅・範綱の系図
妻 藤原範兼の娘
妻の父 藤原範兼→藤原範兼の系図
孫 重輔
父は藤原家輔とも。
曾孫 重清〔養父:大江広元(→大江広元の系図)〕→藤原邦忠の系図
父は藤原重保とも。
家国孫 範国/清範
子 重名
父は藤原清忠とも。
孫 重清
従三位。
重清孫 清元/重元
子 親清/定家
子 円家/兼快
孫 清康/清永
孫の夫 御子左為氏→御子左為氏の系図
藤原永実・為真の系図
藤原永実
祖父 範永→藤原範永の系図
父 清家→藤原清家の系図
祖父 橘季道→橘季道の系図
妻 藤原惟輔の娘
妻の父 藤原惟輔→藤原頼明の系図
子 厳実
父は藤原清家(→藤原清家の系図)とも。
藤原為真/為実
妻 藤原惟明の娘
妻の父 藤原惟明→藤原惟経~知信の系図
子 為宗→藤原為宗の系図
妻 平盛基の娘
妻の父 平盛基→平維盛の系図
子 範実/範清
子の妻 源師教の娘
子の妻の父 源師教→源師頼の系図
妻 知足院殿女房
子 永清→藤原永清の系図
藤原為宗の系図
藤原為宗
祖父 永実・父 為真→藤原永実・為真の系図
祖父 藤原惟明→藤原惟経~知信の系図
孫 為賢→藤原為業の系図
父は藤原為業とも。
孫の夫 藤原成隆→藤原実隆・季成の系図
曾孫 光佐
父は藤原家頼とも。
曾孫の夫 藤原永綱→藤原永雅・範綱の系図
為永孫 清成/為清
為永孫 光佐
父は藤原成能とも。
藤原永清の系図
藤原永清
祖父 永実・父 為真→藤原永実・為真の系図
子 清実
父は藤原為真(→藤原永実・為真の系図)とも。
子の妻 藤原定頼の娘
孫 清俊/清雅
曾孫の夫 中院通教→中院通成~通冬の系図
曾孫の夫 六条通有→六条通有~有定の系図
子の妻 柏木義章の娘
子の妻の父 柏木義章→山本義定の系図
孫の夫 源基仲→源基仲の系図
子 円雅
父は藤原為真(→藤原永実・為真の系図)とも。
子の夫 藤原能成→藤原成光の系図
子の夫 円経→藤原為業の系図
藤原良綱の系図
藤原良綱〔養子:良実(→藤原孝清~実隆の系図)〕
祖父 中清→藤原為雅・中清の系図
父 範永→藤原範永の系図
祖父 藤原能通→藤原能通・実範の系図
妻 源頼国の娘
妻の父 源頼国→源頼国の系図
子 孝清・孫 範孝→藤原孝清~実隆の系図
妻 藤原範永の娘
妻の父 藤原範永→藤原範永の系図
子の夫 源師忠→源師忠の系図
子の夫 高階泰仲→高階泰仲の系図
子の夫 藤原師信→藤原師信の系図
子の夫 源顕房→源顕房の系図
子の夫 源清実→源清実の系図
藤原孝清~実隆の系図
藤原孝清
祖父 範永→藤原範永の系図
父 良綱→藤原良綱の系図
祖父 源頼国→源頼国の系図
妻 清原顕俊の娘
妻の父 清原顕俊→清原顕俊の系図
子 孝博〔養父:藤原博定〕→藤原定輔~孝博の系図
子 良実〔養父:藤原良綱(→藤原良綱の系図)〕
藤原範孝
妻 藤原知信の娘
妻の父 藤原知信→藤原惟経~知信の系図
藤原宗隆〔養父:藤原定隆(→藤原定隆の系図)〕
妻 藤原邦綱の娘
妻の父 藤原邦綱→藤原盛国の系図
子 真恵〔養父:源通能〕→源師頼の系図
藤原実隆
子 範昌・孫 冷泉永経→藤原範昌~冷泉範賢の系図
藤原範昌~冷泉範賢の系図
藤原範昌
祖父 宗隆・父 実隆→藤原孝清~実隆の系図
子 高倉永康(ながやす)【?-1302】
正三位。
孫 経康【1250-1339】〔養父:高倉永康〕
従二位。実は藤原永輔の子。養父は冷泉永経とも。
孫 永定【1252-1306】
従三位。
孫の妻 平高輔の娘
孫の妻の父 平高輔→平親輔の系図
曾孫 永清【1275-1310】
永清孫 永慶(以下、『系図纂要』による。)
曾孫 康子→洞院実泰の系図
孫 永賢〔養父:冷泉永経〕
子 範仲/範良
冷泉永経【?-1297】
従三位。
子 経康
実は藤原永輔の子。養父は高倉永康とも。
子 経子
伏見天皇に仕えた。日記は『中務内侍日記』。
冷泉永賢
実は高倉永康の子。
冷泉永忠
孫 範員/範元
曾孫 永員/永数
冷泉範賢
子 高倉永季・孫 永行→高倉永季~永豊の系図
孫 範定
正三位。
曾孫 永基【1377-1460】
権中納言。実は正永の子。
範定孫 永親【1419-1473】
参議。
範定孫 永宣【1464-?】
権中納言。
範定孫 範遠【1504-1551】(以下、『系図纂要』による。)
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。