このページでは、木曽氏(清和源氏・義賢流)の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
源義賢~木曽家村の系図
源義賢(よしかた)【?-1155】〔養父:河越重隆(→河越重隆の系図)〕
上野国多胡郡を本拠地としたが、鎌倉を本拠とする兄義朝と衝突し、義朝の子の義平に討たれた。
妻 藤原宗季の娘
妻の父 藤原宗季→藤原良基の系図
子 仲家(なかいえ)【?-1180】〔養父:馬場頼政(→馬場頼政~宗仲の系図)〕
頼政の挙兵に加わり、平氏打倒を目指すが、平等院で討ち死にした。
子 菊子(『系図纂要』による。)
木曽義仲(よしなか)【1154-1184】
信濃国で平氏打倒の兵を挙げ、倶利伽羅峠の戦いなどで平氏を打ち破り入京した。その後、源頼朝らと対立し、近江国粟津で討ち死にした。
妻 今井兼平の娘
妻の父 今井兼平(かねひら)【?-1184】
義仲の乳母子で木曽の四天王の一人。義仲とともに転戦し、義仲の戦死後は後を追った。
子 義高【?-1184】
子の妻 大姫(おおひめ)
源頼朝(→源頼朝の系図)の娘。義高が斬られたことで病を得た。後鳥羽天皇に入内する話があったが実現しなかった。
妻 沼田家国の娘
子 義宗
母は『系図纂要』による。
子 義重(『系図纂要』による。)
子 鞠子→源頼朝の系図
木曽義基(よしもと)(以下、『系図纂要』による。)
母は巴御前とも。
木曽義茂(よししげ)
木曽基家(もといえ)
木曽家仲(いえなか)
木曽家教(いえのり)
子 家道〔養父:木曽家村〕→木曽家道~義徳の系図
木曽家村(いえむら)
子 家道・孫 家頼→木曽家道~義徳の系図
子 家景→木曽家景の系図
子 千村家重→千村家重の系図
義親孫 義雄【?-1445】
木曽家道~義徳の系図
木曽家道(いえみち)
実は木曽家教(→源義賢~木曽家村の系図)の子。
祖父 家教・父 家村→源義賢~木曽家村の系図
木曽家頼(いえより)
木曽家親(いえちか)
木曽親豊(ちかとよ)
木曽信道(のぶみち)
木曽豊方(とよかた)
孫 義高【?-1590】
木曽家方(いえかた)
子 野路里家益【1514-1565】
曾孫 家季
実は木曽家豊の子。
木曽家豊(いえとよ)
子 野路里家季〔養父:野路里家秀〕
子 玉林
父は木曽義元(『系図纂要』)とも。
木曽義元(よしもと)
子 玉林
父は木曽家豊(『寛政重修諸家譜』)とも。
木曽義在
『寛政重修諸家譜』にはみえない。
木曽義康(よしやす)
木曽義昌(よしまさ)【1540-1595】
武田晴信に降るも、勝頼の代には織田信長に内通し、鳥居峠で勝頼を退けた。その後は豊臣秀吉や徳川家康の傘下に入った。
妻 武田晴信の娘
妻の父 武田晴信→武田晴信・勝頼・海野信親~武田崇信の系図
子 義春
母は『寛政重修諸家譜』による。
子の夫 毛利高政→毛利高政~高久・高定~高逵の系図
子の夫 福島左衛門大夫(『寛政重修諸家譜』による。)
木曽義利(よしとし)【1577-1639】
下総国蘆戸藩主。関ヶ原の戦いで西軍につき、所領を没収された。
子 義利の娘(『寛政重修諸家譜』による。)
木曽義辰(よしはる)
子 義広・上松義偶(『寛政重修諸家譜』による。)
木曽義徳(よしゆき)
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。