このページでは、姉小路家(藤原氏北家・公季流)の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
姉小路家(羽林家)の略系図
1 公宣→姉小路公宣~実広の系図
7 公景→姉小路公景~実武の系図
12 公文→姉小路公文~公知の系図
姉小路公宣~実広の系図
姉小路公宣/公信【1181-1225】〔養子:藤原公有(→八条公清~一条公邦の系図)〕
権大納言。姉小路家の祖。
祖父 公教→三条公教の系図
父 実房→三条実房の系図
祖父 大炊御門経宗→大炊御門経宗の系図
妻 藤原兼光の娘
妻の父 藤原兼光→藤原兼光の系図
子 実世【1205-?】
権中納言。
子の妻 藤原定輔の娘
子の妻の父 藤原定輔→水無瀬親信の系図
子の妻 阿野公佐の娘
子の妻の父 阿野公佐→阿野公佐~公廉の系図
子の妻 藤原基能の娘
子の妻の父 藤原基能→藤原盛国の系図
孫の夫 後嵯峨天皇→後嵯峨天皇の系図
孫の夫 小倉公雄→小倉公雄~実名の系図
孫の夫 中山基雅→中山忠定~親通の系図
子 実文
従三位。
孫 公朝〔養父:名越朝時(→名越朝時の系図)〕
姉小路実尚【1211-?】
権中納言。
妻 源兼氏の娘
妻の父 源兼氏→源有長の系図
姉小路公朝【?-1317】
権中納言。
姉小路実次【1300-1335】
参議。
姉小路実広
子 公景・孫 実道→姉小路公景~実武の系図
孫 風早実種→風早実種~公紀の系図
姉小路公景~実武の系図
姉小路公景【1602-1651】(以下、『系図纂要』による。)
権大納言。実は阿野実顕(→阿野季継~実顕の系図)の子。姉小路家を再興した。
祖父 公夏・父 実広→姉小路公宣~実広の系図
妻 西洞院時慶の娘
妻の父 西洞院時慶→西洞院行時~時慶の系図
子 風早実種・孫 公長→風早実種~公紀の系図
子 山本実富〔養父:山本勝忠〕→山本勝忠~実政の系図
子 大宮実勝〔養父:大宮季光〕→大宮季光~実典の系図
子の夫 伊達宗興→伊達政宗の系図
子の夫 酒井忠清→酒井忠世~忠清の系図
孫 忠寛→酒井忠寛~忠哲の系図
子の夫 伊東祐由→伊東祐由~祐之の系図
子の夫 池田政直→池田輝澄の系図
姉小路実道【1633-1660】
妻 高辻遂長の娘
妻の父 高辻遂長→高辻遂長~長量の系図
姉小路公量【1651-1723】
権大納言。
子 実固【1676-1682】
子 実武〔養父:姉小路実紀〕
子 細川興誠〔養父:細川興栄〕→細川興元~興誠の系図
子 八代子→花園実教~実延の系図
子の夫 酒井忠相→酒井忠挙~親本の系図
子の夫 小笠原長丘(『寛政重修諸家譜』による。)→小笠原長章~長世の系図
姉小路実紀(さねえ)【1679-1746】
歌人。若くして出家した。
姉小路実武(さねたけ)【1695-1726】
参議。実は姉小路公量の子。
子 公文・孫 公聡→姉小路公文~公知の系図
子 石山基名〔養父:石山利香〕→石山師香~基正の系図
子 定子→中御門天皇~後桃園天皇の系図
姉小路公文~公知の系図
姉小路公文【1713-1777】〔養子:超勝(→花園実教~実延の系図)〕
権大納言。
祖父 実紀・父 実武→姉小路公景~実武の系図
妻 分部光忠の娘
妻の父 分部光忠→分部光忠の系図
子 実茂【1744-1761】
子 花園季文〔養父:花園公純〕→花園実教~実延の系図
子 鷲尾隆仲〔養父:鷲尾隆建〕→鷲尾隆長~隆聚の系図
子 敬教【1765-?】
子の夫 樋口冬康→樋口基康・冬康の系図
姉小路公聡【1749-1794】
権大納言。
妻 毛利広豊の娘
妻の父 毛利広豊→毛利広豊の系図
子 季延【1780-?】
子 聡子→光格天皇~孝明天皇の系図
子の夫 樋口宜康→樋口宜康~静康の系図
姉小路公春【1778-1801】
子の夫 石井行弘→石井行文~行知の系図
姉小路公遂【1794-1857】
権中納言。父は姉小路公聡とも。
妻 松浦清の娘
妻の父 松浦清→松浦清~詮の系図
妻 三条泰君
三条公修(→三条実顕~実美の系図)の娘。
子 石山基文〔養父:石山基逸〕→石山師香~基正の系図
姉小路公前【1816-1856】
母は『姉小路家譜』による。
妻 中院通繁の娘
妻の父 中院通繁→中院通維~通富の系図
姉小路公知(きんとも)【1839-1863】
母は『姉小路家譜』による。尊攘派の公家として活躍したが、暗殺された。
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。