このページでは、醍醐源氏・高明流の系図を掲載しています。系図は、直系２親等・配偶者・姻族１親等の人物を目安に作成しています。
醍醐源氏・高明流の略系図
２ 高明→源高明の系図
２－Ａ１ 忠賢→源忠賢～長季の系図
２－Ａ２ 盛長→源盛長・盛家の系図
２－Ａ３ 盛定→源盛定の系図
２－Ａ４ 盛邦→源盛邦の系図
２－Ｂ 経房→源経房の系図
源高明の系図
源高明（たかあきら）【914-982】
左大臣。安和の変に連座した。有職故実書である『西宮記』をまとめた。
祖父 宇多天皇→宇多天皇の系図
父 醍醐天皇→醍醐天皇・朱雀天皇の系図
祖父 源唱→源定の系図
妻 藤原師輔の娘
妻の父 藤原師輔→藤原師輔の系図
子 忠賢・孫 守隆→源忠賢～長季の系図
子 俊賢→源俊賢の系図
孫 顕基→源顕基の系図
孫 隆国→源隆国の系図
妻 愛宮（あいのみや）
安和の変後に出家した。
子 経房→源経房の系図
子 明子→藤原道長の系図
孫 藤原頼宗→藤原頼宗の系図
孫 藤原能信→藤原能信の系図
孫 藤原長家→藤原長家・忠家の系図
妻 源泉の娘
妻の父 源泉→源定の系図
子の夫 源重信→源重信の系図
子の夫 藤原正光→藤原朝光・正光の系図
源忠賢～長季の系図
源忠賢
祖父 醍醐天皇→醍醐天皇・朱雀天皇の系図
父 高明→源高明の系図
祖父 藤原師輔→藤原師輔の系図
子 致公〔養父：源満季〕→源満季の系図
源長季
父は源道成（→盛明親王～源道成の系図）とも。
子 盛長・孫 盛家→源盛長・盛家の系図
子の夫 藤原師行→藤原行経・伊房の系図
源盛長・盛家の系図
源盛長
祖父 守隆・父 長季→源忠賢～長季の系図
孫の夫 藤原兼光→藤原兼光の系図
曾孫 日野資実→日野資実の系図
家時孫 時房／行時
盛経孫 長佐／長泰
曾孫 尊遍
父は任尊とも。
源盛定の系図
源盛定
祖父 盛長・父 盛家→源盛長・盛家の系図
子の夫 源雅頼→源雅頼の系図
孫 定清
父は源盛業、源長定とも。
曾孫 盛賢
父は源長清とも。
定清孫 盛賢
父は源定清とも。
孫 仲親→源仲親の系図
父は源親綱とも。
曾孫 家長（いえなが）【？-1234】
歌人。『新古今和歌集』の撰修に携わった。
曾孫の妻 後鳥羽院下野（ごとばいんのしもつけ）
歌人。後鳥羽院に仕えた。
曾孫の子の夫 藤原雅長→藤原雅教・雅長の系図
忠光孫 藻壁門院但馬（そうへきもんいんのたじま）
歌人。藻壁門院に仕えた。
源盛邦の系図
源盛邦
祖父 盛長・父 盛家→源盛長・盛家の系図
子 盛信
父は源盛家（→源盛長・盛家の系図）とも。
源経房の系図
源経房【969-1023】
権中納言。
祖父 醍醐天皇→醍醐天皇・朱雀天皇の系図
父 高明→源高明の系図
祖父 藤原師輔→藤原師輔の系図
子 良宗
子の妻 藤原公信の娘
子の妻の父 藤原公信→藤原公信～伊信の系図
子の妻 藤原公能の娘
孫 知房〔養父：藤原信長〕→藤原信長の系図
子 経仲
実は藤原経通（→藤原経通の系図）の子。
子の夫 藤原良頼→藤原良頼の系図
孫 良基→藤原良基の系図
源俊賢の系図
源俊賢（としかた）【960-1027】
権大納言。一条朝の四納言の一人。
祖父 醍醐天皇→醍醐天皇・朱雀天皇の系図
父 高明→源高明の系図
祖父 藤原師輔→藤原師輔の系図
妻 藤原忠君の娘
妻の父 藤原忠君→藤原遠量・忠君・遠度・遠基の系図
子 顕基→源顕基の系図
子 隆国→源隆国の系図
孫 俊明→源俊明の系図
子 成尋阿闍梨母→藤原定時・実方の系図
子の夫 藤原師経→藤原朝光・正光の系図
子の夫 源朝任→源朝任の系図
源顕基の系図
源顕基（あきもと）【1000-1047】〔養父：藤原頼通（→藤原頼通の系図）〕
権中納言。後一条天皇崩御後に出家した。
祖父 高明→源高明の系図
父 俊賢→源俊賢の系図
祖父 藤原忠君→藤原遠量・忠君・遠度・遠基の系図
妻 藤原実成の娘
妻の父 藤原実成→藤原公季・実成の系図
子 資綱【1020-1082】
中納言。
子の妻 源道方の娘
子の妻の父 源道方→源道方の系図
孫 家賢／師信【1048-1095】
権中納言。
孫 道良〔養父：源政長〕→源道方の系図
曾孫 資賢
父は源俊相とも。
妻 藤原行成の娘
妻の父 藤原行成→藤原行成の系図
孫 資賢
父は源時家とも。
源隆国の系図
源隆国（たかくに）／宗国【1004-1077】
権大納言。『宇治大納言物語』を著したとされる。
祖父 高明→源高明の系図
父 俊賢→源俊賢の系図
祖父 藤原忠君→藤原遠量・忠君・遠度・遠基の系図
妻 源経頼の娘
妻の父 源経頼→源扶義の系図
子 隆俊（たかとし）【1025-1075】
権中納言。
子の妻 源行任の娘
子の妻の父 源行任→源行任・高房の系図
孫 俊実【1046-1119】
権大納言。
子 隆綱（たかつな）【1043-1074】
参議。
子 俊明→源俊明の系図
妻 六条斎院宣旨（ろくじょうさいいんのせんじ）
源頼国（→源頼国の系図）の娘。『狭衣物語』を著した。
子 覚猷（かくゆう）【1053-1140】
天台座主。鳥羽僧正と称された。鳥獣戯画の作者とされる。
子の夫 藤原俊家・子の夫 藤原基俊→藤原俊家の系図
孫 中御門宗俊→中御門宗俊の系図
子の夫 橘俊綱→橘俊綱の系図
孫 有隆〔養父：源師忠（→源師忠の系図）〕
源俊明の系図
源俊明（としあき・としあきら）【1044-1114】
大納言。白河院の近臣で、能吏として重きをなした。
祖父 俊賢→源俊賢の系図
父 隆国→源隆国の系図
祖父 源経頼→源扶義の系図
妻 藤原師基の娘
妻の父 藤原師基→藤原師基の系図
子 能俊（よしとし）【1071-1137】
大納言。
子の妻 多田頼綱の娘
子の妻の父 多田頼綱→多田頼綱の系図
孫 俊雅【1105-1149】
参議。
孫の夫 藤原宗成→中御門宗忠の系図
孫の夫 源顕通→源雅実・雅定の系図
孫の夫 源雅兼→源雅兼の系図
曾孫 雅頼→源雅頼の系図
曾孫 定房→源定房の系図
孫の夫 藤原顕能→藤原顕能の系図
子 国明→藤原師基の系図
実は藤原師基の子。
子の夫 難波忠教→難波忠教の系図
曾孫の夫 藤原基明→藤原俊憲の系図
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系２親等・配偶者・姻族１親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
（オレンジ）……天皇
（緑）……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
（黄）……江戸時代の将軍・藩主
（水色）……その他男性
（ピンク）……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。
