このページでは、田安徳川家(清和源氏・義国流)の系図を掲載しています。系図は、直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
田安徳川家(御三卿)の略系図
1 宗武→田安宗武の系図
2 治察→田安治察~亀之助の系図
田安宗武の系図
田安宗武(むねたけ)【1715-1771】
田安家当主。御三卿の田安徳川家の祖。荷田在満や賀茂真淵に国学や歌学を学んだ。
祖父 家継→徳川綱吉~家継の系図
父 吉宗→徳川吉宗の系図
祖父 竹本正長→竹本正長の系図
妻 近衛通子
近衛家久(→近衛家久・内前の系図)の娘。
子 小二郎【1745-1753】
子 銕之助/英菊【1747-1752】
子 治察・孫 斉匡→田安治察~亀之助の系図
子 誠姫【1741-1759】
伊達重村に嫁ぐ予定であった。
子 裕姫【1743】
子 仲姫→池田綱清~重寛の系図
子 節姫→毛利治親~元徳の系図
妻 山村氏
子 友菊【1747-1753】
子 松平定国〔養父:松平定静〕→松平定静~定昭の系図
子 松平定信〔養父:松平定邦〕→松平定信の系図
子 淑姫→鍋島重茂の系図
子 種姫→徳川重倫~茂承の系図
子 定姫→松平宗昌~茂昭の系図
妻 毛利氏
子 乙菊【1752-1753】
妻 林氏
子 脩姫→酒井忠徳の系図
田安治察~亀之助の系図
田安治察(はるあき)【1753-1774】
田安家当主。
田安斉匡(なりまさ)【1779-1848】
田安家当主。実は一橋治済(→一橋治済の系図)の子。
妻 貞子女王
美仁親王(→美仁親王の系図)の王女。
子 近姫→一橋斉敦~茂栄の系図
子 静姫【1803】
子 猶姫→徳川宗睦~義宜の系図
妻 筧氏
子 剛之丞【1799-1800】
子 包姫【1800-1801】
妻 斎藤氏
子 匡時【1805-1839】
子 鋭姫【1807-1820】
津軽信順に嫁ぐ予定であった。
子 欽姫→津軽信寧~承昭の系図
妻 八木氏
子 一橋慶寿〔養父:一橋慶昌〕→一橋斉敦~茂栄の系図
子 聡之助【1824-1825】
子 鑅姫→松平定静~定昭の系図
子 鐐姫→酒井忠発~忠宝の系図
子 愛姫→徳川宗睦~義宜の系図
妻 河合氏
子 謙三郎【1814-1817】
子 斉匡の娘【1807】
妻 篠崎氏
子 猗姫【1811-1817】
松平定和に嫁ぐ予定であった。
子 三千姫【1818-1820】
子 千重姫→松平武元~武聡の系図
妻 高月氏
子 一橋斉位〔養父:一橋斉礼〕→一橋斉敦~茂栄の系図
子 郁之助【1825-1826】
子 恒姫【1815-1819】
子 歳姫【1816-1818】
子 純姫→立花鑑寛の系図
子 弥姫【1823-1826】
妻 木村氏
子 松平慶永〔養父:松平斉善〕→松平宗昌~茂昭の系図
子 徳川慶臧〔養父:徳川斉荘〕→徳川宗睦~義宜の系図
子 至姫【1824-1826】
子 筆姫→鍋島直正の系図
田安斉荘→徳川宗睦~義宜の系図
田安家当主。尾張徳川家を継いだ。
田安慶頼(よしより)【1828-1876】
田安家当主。徳川家茂の後見職を務めた。
妻 徳川暉姫
徳川家慶(→徳川家慶~慶喜の系図)の娘。
妻 光子女王(あきこ)【1819-1906】
孝仁親王(→孝仁親王の系図)の王女。
妻 高井氏
子 達孝(さとたか)【1865-1941】
子 興丸【1871】
子 喜久姫【1856-1865】
子 春姫【1868】
子 慶頼の娘【1862】
妻 沢井氏
子 隆麿【1862】
子 藤之助【1872-?】
子 鎮姫→酒井忠発~忠宝の系図
子 鏡姫【1867-1868】
田安寿千代(としちよ)【1860-1865】
田安家当主。
田安亀之助/家達(いえさと)【1863-1940】
田安家当主。後に徳川宗家を継ぎ、貴族院議長やワシントン会議全権委員等を務めた。
系図について
本サイトの系図は、『尊卑分脈』、『本朝皇胤紹運録』、『系図纂要』、『寛政重修諸家譜』、東京大学史料編纂所のホームページのデータベースで公開されている家譜及び宮内庁のホームページの書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで公開されている華族系譜を参照し、各種辞典類等も参考にして作成しています。
あくまで『尊卑分脈』等に参考に作成した結果に過ぎませんので、本サイトに掲げた系図が正しいと主張するものではありません。
系図はおおよそ次の方針で作成しています。
- 系図に描画する人物の範囲について
上記のとおり、系図は直系2親等・配偶者・姻族1親等の人物を目安に作成しています。
下限は『系図纂要』・『寛政重修諸家譜』に掲載された最後の世代を基本としています。 - 人物の表示の区別について
系図では、次の通り背景色を区別しています。
(オレンジ)……天皇
(緑)……『公卿補任』に掲載される大宝元年3月21日以降の公卿
(黄)……江戸時代の将軍・藩主
(水色)……その他男性
(ピンク)……その他女性 - 養子・猶子について
両者を厳格に区別して表記するには力が全く及びませんので、一律「養子」「養父」「養母」と表記しています。
養子は、『尊卑分脈』等で線で繋がれて養子となる人物が表記されている場合、系図にも表示し、二重線で繋いでいます。
一方、『尊卑分脈』等で養子関係が人物の傍らに付記されている場合は、系図内には表示しませんでしたが、別途注記しています。
なお、正室以外との間の子が正室の養子となった場合、系図では実父母との関係のみを表示しています。 - 正室・側室等について
これらを厳格に区別して表記することも、力が及びませんので、「妻」「夫」と表記しています。 - 『尊卑分脈』を基本とした範囲について
『尊卑分脈』に掲載された氏族は、まずは『尊卑分脈』を基本に系図を作成し、それに拠らない部分との境界となる親子関係は赤線で表示しています。